アビガン狂騒曲

アビガンが効くという科学的、客観的根拠はまだない。

 

治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘 5/19(火) 23:56配信

共同通信

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f233e6c59a644bf39963f83db19de5af70e3c10

 

この記事に対して Yahooコメ民は総攻撃である。利権だ、陰謀だ、忖度だ、厚労省妨害工作だ。

 

以前に出された同じような記事でも攻撃がすざまじかった。

 

前記事 アビガン(https://zorac1996.hatenablog.com/entry/2020/04/30/160526)

にも書いた通り、「アビガンが効くという科学的、客観的根拠はまだない」のである。

それが事実。

 

日本人というのは、なんでもかんでも陰謀論に落とし込む民族だったろうか?

いや、危機に際してそうなってしまうのだろうか。

 

5/21追記

いくつかの報道機関が同じような記事を載せた。

また、日本経済新聞によると、

 

アビガン臨床研究を継続 藤田医大、有効性確認急ぐ

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59355070Q0A520C2EE8000/

新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」の臨床研究を進めている藤田医科大学20日、中間解析をまとめた第三者機関の勧告に沿って研究を継続すると発表した。中間解析は「有効性の確認が主目的ではない」としており、今後の研究で確認を急ぐ。政府が目指す5月中の承認に向けて、早期に有効性を確認できるかが焦点となっている。

藤田医科大は3月から新型コロナの軽症者や無症状感染者を対象にアビガンの有効性を確認する臨床研究を進めている。患者数は86人を計画しており、このほど独立した第三者機関が患者40人程度までの中間解析をまとめた。

研究を担う土井洋平教授は同日記者会見し、「安全性などに問題はないため、第三者機関から研究を最後まで実施する勧告を受けた」と話した。有効性を評価するものではないため、現状ではアビガンが効くかはなお証明されていない。中間解析の結果自体は知らされていないという。

アビガンの実用化を巡っては安倍晋三首相が4日の記者会見で「有効性が確認されれば5月中の承認を目指したい」と述べていた。実現には有効性を確認できるデータが数日以内に必要になる。アビガンを開発した富士フイルム富山化学も有効性を確認するための治験を進めている。

 

とある。

 

安全性に問題がなさそうなのは朗報。

だが、

 

アビガンが効くという科学的、客観的根拠はまだない。