公的医療機関が休日PCR検査をやっていないというデマ

某ワイドショーのコメンテーターが番組内で、公的医療機関は休日にはPCR検査をやっていないとのデマをばらまいてしまった。実際には、公的医療機関は休日にもPCR検査を行っており、休んでいたのは民間機関であった。

 

翌日には訂正謝罪したそうだが、ネットを見るとまだこのデマを信じて書き込みをしている人がいる。一度広まったデマはそう簡単には解消されないものだ。

 

普段テレビをみないので、この番組もみたことはないのだが、このコメンテータはいつも強い言葉で新型コロナウイルスについていろいろと発言しているらしい。

 

疑問に思うことがある。

このコメンテーターは厚労省や東京都などの地方自治体が発表している一次資料を見ていないのだろうか。一次資料も見ずに、どんなコメントができるのだろうか。

私自身は毎日ではないにしてもときどきそういう資料を見ている。検査数や内訳などはほぼ毎日更新されているのである。なので、この話をネットでみたとき、そんなはずはないのではとすぐに気づいた。

 

しかし、多くの人はそのデマに踊らされてしまった。ネット上では公的医療機関や政府などへの非難の嵐だった。先走った人たちは保健所などにも抗議の電話をかけまくったであろう。


ニュースウオッチ9
「患者と医療機関をつなぐ重要な役割を果たす保健所からも、悲鳴があがっています。」

https://twitter.com/nhk_nw9/status/1255092818806104065

 

一次ソースに当たらず、伝聞だけでコメントするコメンテーターは信用するに値しない。